銀行カードローンの貸付規制で予想されること

現在、銀行カードローンの過剰貸し付けが問題になっています。

金融庁も過剰貸し付けの実態を把握するために、9月には特別調査を実施する方針であるとのことです。

ここ5年で、銀行カードローンの残高は約1.7倍となっており、消費者金融のような貸金業者と違って年収の3分の1を設けた総量規制の適用対象外なので、年収を問わずに融資をすることができるのです。

そのため調査次第では、上限を導入することも予定されているとのことです。

銀行カードローンにも総量規制が導入されるとどうなるか?

●予想されるのは、当然収益の悪化です。
銀行カードローンの金利は、10数%です。低金利が続き競争が激しい住宅ローンなどは1%未満も珍しくないので、銀行カードローン事業は銀行にとって非常に魅力的です。

特に地方銀行などは、アイドルにイメージキャラクターになってもらいカードローンアピールしていましたが、カードローンに上限規制が入ると借りたい人に貸せなくなる。さらには、収益源を失うため極端な話地域経済が疲弊してしまうことも考えられます。

●総量規制導入されると、現在利用している銀行カードローンはのうなるか
既に銀行カードローンを利用している方で、総量規制が導入されてしまった場合、限度額内で繰り返し自由に利用ができなくなる可能性があります。消費者金融と同様に年収の3分の1まで規制されたとすると、年収が600万円の方でカードの限度額300万円で利用していると、3分の1の200万円まで限度額が下がってしまうことになります。現在の残高が250万円だとすると、規制前なら融資余裕枠が50万円あるので自由に借りれましたが、規制導入後となると融資がストップして追加借入れできなくなります。新たに借入れするには、残高を200万円以下になるまで返済をして減らさなければならなくなります。

●総量規制導入前にカードローンを作って借りてしまったほうがお得か?
総量規制が導入されることが決まったら、総量規制施行前にカードローンを作っておいた方が、規制導入後よりも多く借入れをすることができることになります。確かにその通りなのですが、大抵の企業は法律の施行日当日から一斉に規制を導入するということはしないと思います。法律施行日より1年~2年以上前くらいから導入をし始めます。いきなり法律施行日と同時によーいスタートで導入するとトラブルが起きる可能性もありますから、前倒しで導入されます。

実際に、消費者金融等の貸金業者を対象に導入された総量規制も法律施行日は2010年でしたが、それよりも前倒しで2008年くらいから上限29.2%ではなく20%で営業する企業や収入証明の提出お願いを行っていました。

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